(日本語版)What is #BABF | BARRAK ART BOOK FAIR 2018

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BARRAK ART BOOK FAIRとは?

(※この記事は

What is #BABF | BARRAK ART BOOK FAIR 2018

中国語版の翻訳記事です。)

 

最近よくTwitterやInstagramなどで見かけるBARRAK ART BOOK FAIR、 #BABFとは一体なんなんだろうか。

 

この投稿を見ているみんなは「ART BOOK FAIR」に行ったことがあるかな?

台北でもこの週末「草率季」が開催されたし、まさに「芸術の秋」っていう感じだね。

BARRAK ART BOOK FAIRはその一つ、沖縄・那覇で初めて大規模に開催される「ART BOOK FAIR」なんだ。沖縄で開催されるって聞くと、日本語ばっかりで、関係ない話だと思うじゃん?違うんだよ。

今回のBARRAK ART BOOK FAIRは、台湾からもたくさんのクリエイターが参加するんだ。後に投稿されるr8mediaの「你從哪裡來(あなたは何処から来たの?)」でもインタビューされた菅谷さんという人が台湾事務局をやっているし、特別展示として「意象萎縮」という台湾のインディペンデンスZINEのグループも参加している。

ホームページ(http://barrakartbookfair.com/)を見ると、Fotobook DUMMIES Day 傻瓜書日というグループも参加しているし、安仲紀乃さんだって台湾芸術大学に所属している人だ。

開催場所であるBARRAKは、もともと「沖縄美術予備校」の建物だったものを改装して、イベントスペースにしているんだ。沖縄のアートシーンに於いても重要な場所であることは間違いない。そしてこのイベントを後援している渋都市株式会社(渋ハウス)は、渋ハウスという東京・渋谷にある超coolなクリエイターのシェアハウスを運営しているし、アーギュメンツという美術批評の本も作っている。アートの最先端を走りながら、批評の面でもパワーがある人達だ。

そんなBARRAK ART BOOK FAIRに今年はr8studio taipeiが参加するんだ。r8studioはもともとtaipeitokyoに拠点を持っていて、沖縄という東京と台北の真ん中にあるカルチャーフェスに参加しない訳がないじゃないか…!

という感じで、r8studio taipeiが沖縄に何を持っていくのかを紹介しよう。

今回のBARRAK ART BOOK FAIRのために作ったものもたくさんあるし、沖縄に来れない人にも是非届けたいから、一部は蝦皮購物(台湾)やstores ( r8studio.stores.jp )で販売しちゃうよ!

ということで販売する商品を紹介します。デザインを気にする人は

r8studio.com/babf

を開いてね。

 

1. 「それらしさと、あの日の雨。」 – 増田捺冶 (2018)

2010年代後半のシティー、東京を舞台に描かれ、180Pに収められた約2年間に及ぶ散文詩集。作者/増田捺冶の前作:映画「_」で撮られた映像の根底となる「生き方」を時代のコンテクストの中で描いている。「分かり合う」とはなんなのか、「大人になるとは」という普遍的な若者の悩みに寄り添った描写や表現方法が用いられ、「夜」や「雨」といった抽象的だけれども感傷的な情景を言語化することで、多くの共感を呼んでいる。解説には斉藤拓海と、ふじおが参加している。

日本にいる人は、r8studio.stores.jpから。配送はBABFが終わってからになります。頑張って沖縄から持ってくるから待っててね。

書籍|
著者:増田捺冶(728)
規格:184頁
出版日時:2018/10/15
言語:日文
定価:¥2000(NTD550)

2.裙長未及膝(膝下のスカート) – 許瞳 (2016)

当時17歳の高校生作家・許瞳(Hitomi xu)による処女作。この作品は聯合文学によって全台湾で5000冊が手に取られ、その後のインスタグラムを中心とする「青春文学」を広めることとなった。この作品は作家・朱天心が40年前に書いた台北第一女子高校を舞台とする散文集をアップデートしたとされ、2010年代の10代の若者の日常が細かく描かれている。今回販売する本は、商業出版される前に自費出版されたものである。

書籍|
著者:許瞳
規格:184頁
出版日時:2018/10/15
言語:中国語
定価:¥1300

 

3.漫画ひとみちゃん – 許瞳 (2018)

台湾人大学生作家・許瞳の日本語によるユニークな漫画集。小さい頃から日本語を勉強していて、ユニークな言葉遣いや日本語に対する言語感覚やその表情、それらを使って描かれた彼女の日常は正直かなり面白い。日本語がたまに間違っているのも、一つの要素として読み切れてしまう。是非購入して手にとってもらいたいオススメの作品だ。

書籍|
著者:許瞳
編集 / デザイン:728
規格:40頁
出版日時:2018/10/15
言語:日本語/中国語
定価:¥700(NTD200)
限定:100冊

4.NORTH KOREA – 連子勻 (2018)

写真家・連子勻による北朝鮮の写真集。2018年4月に北朝鮮に旅をした。初めて見た「知らない」 に驚き、シャッターを押し続けた。「知らない」そして、無機質な街を映し出した50Pの写真集。

書籍|
著者:連子勻
出版日期:2018/10/18
語言:繁體中文
定價:¥1500(NTD650預購價550)
限定:50冊

5.視覺廢物(ビジュアルなゴミ) – 童立 (2018)

フィルムカメラクリエイター・童立による写真集。フィルムの力、そして裸体、気持ち。童立ならではの視点で表現されている作品。

書籍|
著者:童立
出版日時:2018
言語:中国語
定価:¥4400
限定:10冊

6.種、花、森林、山 – 郭白比 soft writing

台湾で約8000人ものフォロワーを抱える手書き文字作家によるZINE。BABFに急遽参加することが決定。20冊限定の、気持ちのこもった手作りZINE。手書き文字は下のアイコンをクリックしてInstagramをチェックしてね。

書籍|
著者:郭白比 soft writing
出版日期:2018/10/18
言語:中国語
定価:¥500
限定:20冊

 

7.過敏(アレルギー) – 蘇長慶 (2018)

クリエイター蘇長慶による写真集。10/13に高雄で開かれる高雄撮影節でも販売。積み重ねられた時間の中で写真と自分の距離を問う作品。

書籍|
著者:蘇長慶
出版日時:2018/10/13
言語:中国語/日本語
定価:¥3000
限定:10冊

8.不然呢(それで?) -青年文集- (2018)

18歳以下の作家のみで書かれた文集。台湾では「青春文学」という若い人達による出版が流行している。その年代にしか書けないエモさだったり、切なさだったり、、。編集は許瞳と詩人:段戎が担当。

書籍|
編集:許瞳/段戎
デザイン:728
出版日期:2018/08/10
語言:中国語
定價:¥1300/(NTD300)
限定:10冊

 

9.麻布校刊 – (2016)

「麻布学園では、編集メンバーたちがいた震災直後の2011年から2017年までの六年間の間に「当たり前」が揺れ動くような幾つかのことがあった。その中で生まれた「根源的な」問いは、一学校の個別具体的な問いにとどまらない問題意識を生んでいた。例えば、中高教育における自治とはそれ自体がどのようなものなのか。文化祭とは戦後史の中で、また2016年共時的に、どのようなものなのか。学生運動期以来社会的なスポットが中々当たりにくかったかもしれないが、今、これを一般的に問題提起することは可能か。自治や文化祭は、生徒に何を与えていて、対して生徒はどのようなモチベーションで向き合っているのか。 麻布学園だけでなく割と広く他校でもそうかもしれないと思うが、学校内の生徒は、考えていることや日々向き合っていることが多様化し、それらの間では「分断」的な状況が生まれざるを得ないところがある。授業は大体同じものを受けるが放課後の過ごし方は、それぞれの生徒がそれぞれに忙しい中で、普段的に付き合いのない人とは大体付き合わずに終わることが多いのではないか。それ自体が問題とは思えないが、「分断」を越えることで、「自分の通う学校がどのような学校なのか」ということを多角的な視点で問える可能性が出てくることはあるかもしれない。 かくして「当たり前」の動揺から始まった自治活動や文化祭を含めた学校「全体」を「分断」を越えて問う思考は、学校教育一般の問いを挟んで、現代的でラディカルな問いを孕むことになった。「当たり前」が崩れていく時に、どのように「時代」と向き合い、何をキープするのか。「当たり前」が相対的になる時に、どのように「合意」や「共存」を目指せばいいのか。 学校という小共同体を問うことから抽象的問いへと思考実験する可能性を示唆し、その思考が持つ現代的可能性を示唆した132ページ。 (その他にもライトな、麻布生のファッションに関する企画など、様々な企画があります。)」

書籍|
著者:麻布校刊編集部
編集長/デザイン:増田捺冶
編集:高橋脩、斉藤拓海など
出版日時:2016/05/01
言語:日文
定価:¥1800(NTD400)
限定:10冊

10.電影「_」DVD / CD – (2017)

十八歳の「没入」「喪失」「アイロニー」を描き、人生の予兆を語った作品。東京を舞台とし、「都市」「二者関係」「社会」に没入する中で「生きる」ということを言語化しようとした、モラトリウムを過ごした少年たちの話。演技や撮影、音響技術は一流とは言えないが、当時十八歳だった演者や監督の時代に対する切実さが伝わってくる。サウンドトラックには坂本響平による劇中曲と、奥田啓皓によるこの映画のために書き下ろされた、映画のテーマを最大限に表現しきったエンディング曲「_」などが収録。64min。

DVD|
監督:増田捺冶
言語:日本語
字幕:中国語
定価:¥2000(NTD500)

CD|
定価:¥2000(NTD500)

 

以下はポストカードの紹介。

 

1. 雑誌[MO NOGATARI]ポストカード3種。

11月上旬に予約販売を開始する雑誌[MO NOGATARI]のポストカード。

-表紙写真 by 李莉婷

-裏表紙グラフィティ by allo

-雑誌内デザイン by 728

¥200(NTD35) / 一枚,¥450(NTD100) / 全セット

2.種、花、森林、山 – 郭白比 soft writing

 

手書き文字作家の郭白比 soft writingによるポストカード。

¥200(NTD40) / 一枚,¥600(NTD150) / 全セット

3.林于玄 「斷層的六月」明信片 3款。

元高校生作家・林于玄によるポストカード。

¥200(NTD35) / 一枚,¥450/全セット

 

以上がBABFに持っていく作品たちです。沖縄に来る人は沖縄で、来れない人はまたの機会にお会いしましょう。

 

r8studio代表

増田捺冶

twitter @728_xyz / Instagram @7.2.8_

 

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